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第一回新フォント環境第二回広がる使用スタイル第三回弱点と欠点第四回デザイン考

驚くほど魅力的な欧文フォントのラインナップ

Widows VISTAではフォント環境が日本語だけでなく
欧文もすべて見直されています。

ClearType用のフォント6種類はモニター上の
レンダリングを意識して設計されていて
液晶モニターで見るとかなり綺麗です。
垂直水平を強く意識しながら(特に垂直)
カーブが慎重に選ばれています。
そしてフォントネームの頭文字は
全て「C」になっています。


カリブリ
ルーク・デグルートのデザイン「Calibri」

欧文フォントの説明に移ります。パッと見て
Calibri(カリブリ)は日本人に好まれそうです。
ロゴのデザインや オフィスユーザーの
資料とかの見出しにも良いのではないでしょうか。
そんなCalibri(カリブリ)は現代的で、
微妙なRが優しい雰囲気を出している
ユニークなデザインのフォントです。
クールで現代的なデザインセンスと
柔らかな印象が同居していて
同じサンセリフでもArialやヘルベチカとは
まったく用途が異なると思います。
英語圏の人が、どんな印象でこのフォントを
捉えているのかとても気になります。


次にCorbel(コーベル)は、オールマイティな
用途に 使えるサンセリフです。
文字のフトコロが広く、開いています。
Arialのような使用方法と考えればよいのですが
Qの文字でも顕著なようにカリグラフィを
強く意識した構造です。
骨組み自体はGillSans(ギルサンズ)に近いモノがあります。
コーベルジェレミー・タンカードのデザイン「Cobel」
Candara(カンダラ)はサンセリフでありながら
緩やかなカーブで描かれています。
優雅さ、やさしさを演出するのに向いているデザインです。
Optima(オプティマ)にも似ていますが
カーブの強弱はオプティマよりも弱く
現代的というよりは伝統的なラインです。
カンダラガリー・ムンクのデザイン「カンダラ」
Cambria(カンブリア)はビジネス文章に合う
セリフの主張の強いデザインです。
Times New Romanの様な用途と考えればよいでしょう。
オンスクリーン上でのセリフのあるフォントの
決定版を目指して設計されていると思われます。
今回のラインナップの中で一番オトコっぽいです。
カンブリアジェレ・ボスマのデザイン「カンブリア」
Constantia(コンスタンティア)は古典的なフォルムで
格式ある用途、本文に向いたデザインです。
エリック・ギルのPerpetua(パペチュア)に近い部分
もありますが、意外と似ていません。
セリフは結構オリジナリティが高いと思います。

コンスタンティアジョン・ハドソンのデザイン「コンスタンティア」
Consolas(コンソラス)はプログラミングに欠かせない等幅フォントです。
等幅フォントは読みにくいことが欠点ですが
その点が改善されています。
また文字のつながりに注意を払った
読みやすい等幅フォントを目指して設計されています。
コンソラスルーク・デグルートのデザイン「コンソラス」
商標登録を申請したにもかかわらず、
Frutiger Nextに酷似しているため登録はすべて無効 との審決を下されたユーザーインターフェイス(UI)フォントのSeogeです。
確かにFrutiger Next(フルティガー)に
QとIとi以外は酷似しています。
この違いによりフルティガーよりも
オールマイティな使いやすさは上かもしれません。
なぜかマイクロソフトの「Q」は現代的なラインよりも
カリグラフィ的なラインを選ぶクセがあるみたいです。

Segoe Print はペンで書いた手書きのフォントです。
フレンドリーで親しみのある文章に最適だと思います。
Segoe Scriptはさらに崩した手書きフォントです。
このようなフォントは実はホームユーザーが
強く要望していたと思うので
たいへん喜ばれるラインナップだと思います。
   
第一回新フォント環境第二回広がる使用スタイル第三回弱点と欠点第四回デザイン考

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