「欧文」
■セリフ
「セリフ」とは文字の端についている「ひげ」のような部分のことです。「セリフ」は書体のデザインのバリエーションではなく紀元前からデザインされていた書体のひとつです。石版に刻むときに出来る亀裂がそもそもの原点という説もあります。
■サンセリフ
逆に「セリフ」のないものを「サンセリフ」といい18世紀のイギリスで作られました。商業印刷技術の普及と共に広がっていきました。現在では欧文の本文はサンセリフで組まれています。
■スクリプト
筆記体のことで、ペンや筆で書いたような文字がこれにあたります。文字同士の結合部分がうまくつながるように気をつかって使った方が良いです。
■ディスプレイ
見出し・タイトルのためにつくられたインパクト・ユニークなどに富んだ書体のことです。本文等で組むと読みづらいので注意しましょう。
「和文」
■明朝体
毛書体の要素を残しつつ直線的にすっきりとデザイン化されたもので、横線よりも縦線の方が太いのが特徴です。欧文の「セリフ体」にあたります。
■ゴシック体
均一なラインが特徴で「丸ゴシック」「角ゴシック」などの区別もあります。欧文のサンセリフにあたります。
■筆記体(楷書体、行書体等)
楷書、行書等の書き文字を元につくられたもの。勘亭流などもこの仲間です。
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