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[フォントの種類] 実は3つもあるフォントの形式

フォント形式には大きく言って3つの形式があります。大ざっぱに言うとWindowsユーザーを中心にオフィスや家庭で使っているのがTrueType、Macintoshユーザーを中心にデザイナー、印刷屋、商業制作物などに使われているのがPostscript、今後普及する次世代の便利なフォントがOpenTypeです。


TrueType FONT(トゥルータイプフォント)

1991年にマイクロソフトとアップルの共同開発で作られたフォントです。Windowsユーザーには、もっともなじみが深いフォントです。プリンタ側にフォントが無くても印刷が出来て、値段も安いので一般家庭用に普及しました。印刷屋さんでは基本的に扱いが苦手だったり、喜ばれないので、予め連絡したりアウトライン化しておくなど注意が必要です。


Postscript FONT(ポストスクリプト)

1984年にアドビによって開発されたフォントです。一般的に通常の商業印刷物はこのフォントが使われています。Macintoshユーザーの多くが使っている形式です。Windowsにもあるのですが商業印刷物、DTPがされる機会が少なかったのもあり普及しませんでした。


Opentype Font(オープンタイプフォント)

1996年にアドビとマイクロソフトによって開発された新形式です。WindowsとMacintoshの違いが無く、両プラットフォームで使え、より多くの字数がサポート出来るようになりました。事実上のTrueTypeとPostscriptの次世代フォントです。OS、ソフト、フォントメーカーともに整備がほぼ整い今後が期待されています。

 

ビットマップフォントとアウトラインフォント

ビットマップフォントとはドットの集合体で構成されているフォントのことで特定のサイズ以外ではギザギザとした感じで表示されてしまいます。フォントの歴史上もっとも古い形式で「ドットフォント」「スクリーンフォント」などと呼ばれる場合もあります。処理速度は速いのですが、アウトラインのデータをもっていないので印刷には向いていません。逆にアウトラインのデータをもったものをアウトラインフォントと呼びます。「TrueType」「Postscript」「OpenType」などがこれにあたり、なめらかで美しい曲線で表示・印刷が可能で、拡大縮小も自由にできます。

 

1バイトフォントと2バイトフォント

もともとフォントは1バイト(8ビット=2の8乗=256)のもの。ほとんどの国では256文字もあれば全ての文字を当てはめるのに十分な数だからだ。ところが日本では常用漢字でさえこの256の数を超えてしまう、そこで2バイト(16ビット=2の16乗=65536)に文字をあてることに決まったのである。つまり多くの場合2バイトフォントと言えば漢字フォントのことになる。(もちろん中国語なども)

 

タイプフェイスの分類

「欧文」
■セリフ
「セリフ」とは文字の端についている「ひげ」のような部分のことです。「セリフ」は書体のデザインのバリエーションではなく紀元前からデザインされていた書体のひとつです。石版に刻むときに出来る亀裂がそもそもの原点という説もあります。
■サンセリフ
逆に「セリフ」のないものを「サンセリフ」といい18世紀のイギリスで作られました。商業印刷技術の普及と共に広がっていきました。現在では欧文の本文はサンセリフで組まれています。
■スクリプト
筆記体のことで、ペンや筆で書いたような文字がこれにあたります。文字同士の結合部分がうまくつながるように気をつかって使った方が良いです。
■ディスプレイ
見出し・タイトルのためにつくられたインパクト・ユニークなどに富んだ書体のことです。本文等で組むと読みづらいので注意しましょう。

「和文」
■明朝体
毛書体の要素を残しつつ直線的にすっきりとデザイン化されたもので、横線よりも縦線の方が太いのが特徴です。欧文の「セリフ体」にあたります。
■ゴシック体
均一なラインが特徴で「丸ゴシック」「角ゴシック」などの区別もあります。欧文のサンセリフにあたります。
■筆記体(楷書体、行書体等)
楷書、行書等の書き文字を元につくられたもの。勘亭流などもこの仲間です。

 

フォントのファミリー

フォントには様々なバリエーションをもつ「ファミリー」となっているものがあります。1つのデザイン上でファミリーに統一しておけば、統一感のあるデザインが行えます。
バリエーションとして最も一般的な物に「ウェイト」があります。欧文では細い順よりThin/Light/Bookとなり標準がRegular(Romanの場合もある)、それ以後はMidium/Demi/Bold/Heavy/Black/Nord/Super/Posterとなっていきます。しかし規則があるあけではないので表記の方法が違う場合もあります。また、Regularがないものは意外と多くその場合はBookもしくはMidiumが標準となります。
和文の場合は「ウェイト」の表記がほとんどの場合大きく異なります。メーカーごとに表記が違いますが大きく分けてL/R/M/B/Uなど欧文の「ウェイト」表記の略を使う物と、W3/W5/W7/W9などウェイトの頭文字のWと数字で表すところが多いようです。
また、フォントにはウェイト以外にもCondenced(横幅の狭い)、Extended(横幅の広い)やitalic(斜体)などがあります。

 

 

 

 

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